引越し荷造りナビ│スムーズな引越しのための簡単荷造りテクニック

洋服の荷造り・梱包のコツ

引越しの荷造りがしづらいもののひとつに洋服(衣類・衣服)があります。

引越しの荷造りがしづらいもののひとつに洋服(衣類・衣服)があります。人によって持っている衣装の数は違いますが、段ボールなどにつめる際にかさばる上に、スーツやドレスといった大切に扱うべき洋服などもあります。そうした衣類の荷造り方法を紹介します。

衣類の荷造りには2パターンあり

近年、大手の引っ越し業者さんでは「ハンガーボックス」という衣服の引越し専用の収納ケースを提供しています。衣服の引越しは、この「ハンガーボックス」を利用する方法と、従来通りに自分で梱包をする2パターンがあります。

自分で衣服を梱包をする場合のメリットとコツ

自分で梱包をすることのメリットは、自分のペースで荷造りができることです。

次の項目でご紹介する「ハンガーボックス」は非常に便利ですが、受け取るのは引越しの当日となることがほとんどです。引越しのタイミングで断捨離を考えている方は特に、ゆっくりと必要なものと不要なものをセレクトする時間を設けた荷造り計画を立てるようにしましょう。

衣装ケースを活用

自分で衣服を梱包する際のコツのひとつが、最初から衣装ケースを収納として使用することです。例えば、押し入れに収納している洋服が軽くて頑丈な箱などに入っているなら、そのまま運ぶことができそうです。

引き出しタイプの衣装ケースも、引越し中に引き出しが飛び出さないように粘着テープで固定すれば、そのまま運ぶことができます。特に大手の引越し業者さんの中には、衣装ケースをそのまま梱包して運んでくれるサービスを実施しているところもあります。まずはそうしたサービスがないかを聞いておくことをおススメします。

段ボールに洋服をつめる

段ボールに洋服類をつめる場合は、ある程度大きなサイズの段ボールを用意します。よほど特殊な洋服でない限り、段ボールいっぱいに入れたとしても、ひとりで持ち上げられないような重さにはならないからです。

洋服をつめる順序は、ジーンズのようなシワになりにくく重い衣類から入れて底に配置します。摩擦などが気になる時は、裏返して梱包します。

その上にTシャツやシャツなど、さらに上部には軽くて柔らかいブラウスなどを入れます。新居で最初に取り出して、ハンガーにかける衣類です。

引越し後すぐに着る分を用意

引越しをしてすぐに荷ほどき(開梱)ができるなら問題はありませんが、それが難しそうなら、引越しから1週間程度分の洋服を別の段ボールに分けて用意しておくと便利です。下着や靴下なども一緒にしておくことを忘れずに。

帽子やカバンはまとめてひとつに

帽子やカバンなどは段ボールにつめにくいアイテムです。これはら帽子用の段ボール、カバン用の段ボールを用意して、まとめて荷造りすることをオススメします。もちろん、同種類をまとめておくとともに、形が似たものをまとめた方が段ボール内で安定しやすいという理由もあります。

便利な「ハンガーボックス」のメリットとコツ

ハンガーボックスは、大手の引っ越し業者さんが提供してくれる簡易クローゼットです。引越し当日にレンタルして使用することになります。ハンガーに洋服をかけた状態でハンガーボックスに移動させ、そのままトラックに乗せて運ぶことがでるので非常に便利です。

収納できる容量は?

ハンガーボックスは一般的なサイズでは、スーツで7着ほど、ワイシャツであれば15着程度を収納できます。

引越し当日に移動させる分を準備しておきましょう

ハンガーボックスは、ドレスやコートといったかさばる衣類にも使えますので、荷造り作業を軽減してくれます。段ボールでの移動ではたたみじわが気になる衣類にも最適です。

クローゼットからそのままハンガーボックスに移動させればよいので、引越し当日に移動させる衣類を準備しておくようにします。

ハンガーボックス活用のポイントと注意点

前述のとおり、ハンガーボックスに衣類を移動させるのは引越し当日です。そのため、事前に

  • 何個借りられるか
  • 1つのハンガーボックスにどれくらい入るか

を確認しておきましょう。もしハンガーボックスに入りきらない衣服が発生してしまうと、当日に段ボールへつめなければいけなくなり、慌ただしい引越しとなってしまいますので注意しましょう。

ハンガーボックスに洋服をつめると、上下の空いた部分にぬいぐるみなどの小物を入れられるスペースができます。そこまで想定して、当日に移動する洋服や小物を用意しておくようにしましょう。

ハンガーボックスを活用しても、洋服を詰め込み過ぎるとシワができてしまいます。事前に入れられる量を聞いていたとしても、厚手のコートなどを入れる場合は、少し余裕をもたせた枚数を準備するようにしましょう。
また、痛みやすい生地の衣類は、市販の衣類カバーをかけてハンガーボックスに移動させることをオススメします。

引越し当日に、勢いあまって当日に着る予定のジャンバーまでハンガーボックスに入れてしまわないように注意しましょう。

まとめ

ハンガーボックスは非常に便利なので、引越しが決まったら、まずはレンタルが可能かを引越し業者さんに聞いてみるようにしましょう。荷造りの時間が大幅に削減できるので、ぜひ活用したいアイテムです。

ちなみに、ハンガーボックスは市販もされています。市販品を使えば、新居でそのまま収納として利用できます。事前に「運ぶものとしてハンガーボックスがあります」と業者さんに伝えておくようにしましょう。

もしハンガーボックスのレンタルができない場合は、自分で段ボールなどにつめる必要があります。ただ、衣装ケースをそのまま運ぶ方法もありますので、引っ越し業者さんに相談してみてください。

関連記事